スキル習得と学習

スキルとはどういうものを指しているのだろう。
ゲームとかでは攻撃スキルや防御スキル、回復スキルといった具合によく耳にする。
所謂「攻撃ができますよ」「攻撃でAっていう技が使えますよ」というようなものだ。
スキルを覚えるためにレベル上げをして、使えるスキルを増やしていくように攻略を進めていく。

スキルという言葉は
ゲームでの言葉というわけではなく普通に現実でも、料理スキルや運動スキルというように一般的に使われている。 「コロッケなどの揚げ物を調理するために必要な知識を学習する」ことで料理の揚げ物スキルを勉強するし、「長距離に向いている走り方、フォームを学習する」ことで、長距離走のスキルを勉強していく、といった感じだ。

スキルはググると技能や技術を指している。
では、検定や資格に当たるものはスキルの一種に当たるだろうか?

履歴書等にも取得資格や免許といった欄があるためスキルと考えてしまいがちだし、かくいう自分自身はスキルであると思っていた。 思っていたというよりは、勘違いをしていたというように表現するのが正しいのかもしれない。
検定や資格といったものは、基本的にはあくまで該当するスキルに関する知識を持っているという証明に他ならない。 とすると検定や資格のための学習は、スキル取得のための学習となっているだろうか。

当然、スキル取得のための学習になっていることもケースとしてはあるだろう。
しかし、過去問の傾向対策などに徹した検定や資格合格のための学習となってしまっている人も少なからずいると思う。よく例に出されるテストのための学校英語 と 英会話の違いみたいなやつだ。学校英語で英語学習しただけでは英単語・英文法は覚えられても英会話スキルは上達しない。

そこで自分自身を顧みたときに、資格試験を受験する際にスキル取得のための学習となっていただろうか?
確かに勉強こそしたものの、過去問等を中心にどういった問題が多いかを対策することがメインになっていた、と思う。それは、スキルと検定を同じようなものとして考えて、検定合格する知識がある ⇒ それとなく該当スキルがあると思っていたからだろう。

「たいていのことは20時間で習得できる忙しい人のための超速スキル獲得術」という本の中では、スキルを取得するステップとして、「分解」「学習」「除去」「練習」の4ステップに大別している。詳しい説明は省くが
「分解」:取得したいスキルをサブスキルに分解する
     (取得したいスキルを構成しているそれぞれのサブスキルを認識する)
「学習」:後のステップである練習を効率的に 且つ 分析できるように個々のサブスキルに関する知識を勉強する
「除去」:後のステップである練習を行う上で障害となる要素を取り除く(物理、精神、感情)
「練習」:分解したサブスキルの中から特に重要なサブスキルを中心に練習していく
というように定義している。
スキル習得における学習とは、スキルを練習する上での必要な知識を付けることであって、学習することでスキル習得ができるわけではない。

学生のうちは確かに点数のため、検定合格のための学習でもよかったのかもしれない
しかし、社会人、仕事をしていくうえでの仕事に関するスキルは学生の頃の学習方法とは全く異なることを再度念頭に置いて何のための学習かをしっかりと見据える必要がある。

あとがき

おすすめされた以下の本の内容や読んで感じたことをブログとして書こうかなとふわっと思ったけれど
言うは易く行うは難しとは言ったもので書く内容を、書きながら考えて書きながら考えてをしていくと文章がわけわからんくなって全体的にまとまっていないように見えーる。
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